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老後生活

60歳以降も働き続けている人の年収は平均は?

年金の受給開始年齢の引き上げ
年金だけでは生活が厳しい
社会と接点を持ちたいなど
シニア世代の人が働く理由はさまざまです

働くシニア世代の方は
60歳以降の平均年収が気になる
ところではないでしょうか

60歳以上になっても働き続けている人の
平均給与を紹介するとともに
年収減をカバーできる
社会保障制度についても解説します

60歳以降も働き続けている人の平均給与

国税局が年度ごとに発表している
民間給与実態統計調査(令和3年版)によると
60歳以上の男女別・年齢階層別の
平均給与は図表1の結果となりました



 

図表1の平均給与を見てみると
女性は年齢による差はわずかですが
男性は60歳以降に平均年収が
大きく下がる傾向があります

男性は60歳以降に定年退職を迎え
60歳以降に働き続ける場合には
再雇用や再就職での
雇用形態の変更により
平均年収が低くなることが予想されます

 

年収減をカバーできる社会保障制度とは?

厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」
によると、令和3年の男性の平均寿命は81.47歳
女性の平均寿命は87.57歳となっています

 

60歳で定年退職した後も
20~30年程度は安心して生活していける
だけの経済基盤を維持して
いかなくてはなりません

しかし、60歳を超えるとこれまで
家計を支えてきた年収が大幅に減少してしまうため
60歳以上になっても働き続けたいと
考える人は多いものの
再雇用や再就職などで
これまでの給与額を維持することは困難です

そこで、安心して暮らしていくための
経済基盤を維持するために
社会保障制度を活用することをおすすめします

■60歳以降に利用できる「高年齢雇用継続給付」

再雇用で働く場合
条件を満たすと雇用保険制度で用意されている
高年齢雇用継続基本給付金
「高年齢再就職給付金」を受給できます

【高年齢雇用継続基本給付金】

高年齢雇用継続基本給付金は
定年を迎えてこれまで勤務していた
会社に再雇用され
給与が減ってしまった人が対象です

給付金を受給するためには、
次の条件を満たす必要があります。

●雇用保険の加入期間が5年以上
●60歳以上65歳未満の一般被保険者
●60歳以後の賃金が、60歳時点の75%未満
●雇用保険の基本手当を受給していない

【高年齢再就職給付金】
高年齢雇用継続基本給付金は
60~65歳までの雇用保険に
加入している期間に支給されます
これまで勤めていた会社を退職し
60歳以降に再就職した人が対象です

給付金を受給するためには
次の条件を満たす必要があります

●雇用保険の算定基礎期間が5年以上
●60歳以上65歳未満の一般被保険者

●雇用保険の受給後、再就職後の賃金水準が
 雇用保険の基準となった賃金日額を
 30倍した金額の75%未満

●再就職した日の前日までに雇用保険の支給残日数が100日以上
●1年を超えて雇用されることが確実である
●同一の就職について、再就職手当を受給していない

高年齢再就職給付金は
再就職した日の前日までに基本手当の
支給残日数が200日以上の場合は
再就職日の翌日から2年を経過する日の
属する月まで支給されます

100日以上200日未満の場合は

再就職した日の翌日~1年を経過する
日の属する月まで支給されます

 
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